ゆたぼんくんのことは誰も否定できない話
この記事の概要
・ゆたぼんくんの主張に否定する人は多い。彼の考え方が未熟なところもあるけれど、彼の主張は教育の問題点を指摘して誰も反論できないということ
・学校のシステムって明治時代から大きく変わっていないけど、それって正直どうなのっていうこと
・彼の人生に他人が口出す権利はないということ
ゆたぼんくんが話題になっているね
ゆたぼんくんってどんな人なの?
本名は中村逞珂(なかむらゆたか)君。出身は大阪で現在は沖縄の宜野湾市に住んでいるそうです。ゆたぼんくんの詳細に関しては以下のページを参考にしてください。
教えて話題のポケット 中村逞珂(ゆたぼん)wiki経歴やyoutube動画!少年革命家ゆたぼんチャンネルで不登校は不幸?幸福?ネットの意見
彼を叩く大きい人達が圧倒的に多いね
さて彼に対する世間の反応はどうでしょうか?
学校に行かずに動画を投稿したり、いろいろなことをしているゆたぼんくんを非難する大人が圧倒的に多いですね。「少年革命家」とYouTubeで検索をかけるとマウントを取っている大きい人達が多いこと。あんたたち暇かって正直思いましたね。かという僕も暇人の1人だったりしますが。笑
学校に行かなければ子供はまともな大人になれないのか
彼を批判する論理とは「学校に行かなければ人は正常に成長しない」ということではないでしょうか。勿論それとは別の視点を持つ人もいますが、多くの人はそのように思って彼を非難しているように思われます。
さて問題は「学校に行かなければ子供はまともな大人になれないのか」ということです。では果たしてそういえるのでしょうか。
ちょっと視点を変えて論理学の観点からすれば「学校に行くと子供はまともな大人になれる」ということと同じ意味(対偶)になりますが、これは正しいとは言えないですよね。ましてや高学歴で犯罪やテロを犯した人なんてザラにいますよね。地下鉄サリン事件を起こした人は高学歴だったというのは既知の通りです。
教育の致命傷ってみんな気づいているの?
子供はコミュニティを選べないことが多い
ここからは個人的な主観が伴うことを断っておく。僕はハーフとして22年間生きてきたが、やはり苗字がカタカナということもあり色眼鏡を付けてみる人は少なくなかったです。「日本人じゃないのか?」とか「英語は喋れるの?」とかいいことも悪いことも色々言われてきました。結構キツいことを聞いてくる人もいたので心を痛めることも少なからずありましたね。
こういうことが原因で本格的ないじめにつながることもあり、その子の人生を奪いかねない事態にも発展しかねません。そのような話は残念ながら他国よりも多くなっているのが日本の現状です。
僕は幸いにも幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校と違う場所を選べた為にコミュニティを変えることができました。というより自分で選択してコミュニティを選んできました。コミュニティを変えることで良くも悪くも旧友とは一定の距離を置くことができ、適度な関係性を築くことができていると思います。
コミュニティを選べないことは見落とされる大問題であることを強調したいです。子供が教育を受ける以前の問題であり、子供の未来を奪うことはあまり注目されないことです。だからこそゆたぼんくんを叩く暇があればこういうことに何故声を挙げないのかは大いなる疑問ではあるのだが。
学校教育って「平準化」を目的にしているんだよ
学校教育のゴールとは何だろうか。一言でいえば「平準化された子供を育成すること」である。要するに「マトモ」な大人を作ることがゴールなのだ。つまりはみ出し者は手に負えないのです。
これは授業をみればよく分かる。授業は平均レベルに合わせられる。その為にできる子にとっては聞かなくてもわかることを延々と聞かされるし、できない子にとってはいくら聞いてもわからない状態になっています。
僕は両方の立場を経験しているからよくわかるのだが、どちらもどちらで面白くないんだよね。まあ時間の無駄遣いだなって正直感じていました。
価値観が多様化しているのに学校教育って明治時代から変わっていないよ
詳細はこのページを読んでいただきたいのだが、明治以降は学校教育の基本的な方針は大きく変わっていないことがわかる。明治時代といえば富国強兵で兎にも角にも国家のために人材を育成するという時代である。その方針とはほぼ変わらないまま子供たちに教育を施しているのだ。これは問題ではないだろうか。
勿論理数系が得意な子がいれば、人文系が得意な子もいて、芸術系が得意な子もいる。苦手なことをないがしろにしても良いわけではないが、得意なことをもっと伸ばして育てる教育をもっと拡充すべきではないかと思う。
彼の人生に口出すする権利は誰にも持ち合わせていないよ
彼の人生なんだし、気にすることではないんじゃない
彼に批判的な意見が圧倒的に多いけどさ、そんな人たちに言いたいことがある。
「あんたたちは人の人生に口出しできるほど、暇なの?」
僕も含めて彼の人生に口出しする権利は持っていない。彼は彼なりの人生を生きている。それに足を引っ張るのはどう考えても変な話である。批判している人に限って大した人生を送っていないのだからもっと自分の人生を考えるべきなのだ。
彼は僕らよりもはるかに多くの選択肢を持ち合わせている
彼は現状を疑うことができた1人の人間なのだ。彼は現状から抜け出してきた1人の人間なのだ。そして色々な人に会って話をしていて、様々な有名人に背中を押されている1人の人間なのだ。
彼は僕らよりもはるかに多くの選択肢を持ち合わせている。勿論いい方向だけではなくて悪い方向にもいく可能性はある。但しそれは可能性の問題であって彼の未来なんて誰も知る由がない。
今は学校に通っていない彼が教育を受けたいとしてもいくらでも受ける環境は今の時代かなり整備されている。彼が仮に学びたいと思った時に環境があるので、学べないということはないはずだ。さらに彼は勢いがある。もし学びたいと思った時にその勢いが彼の成長をより加速させてくれるだろうと僕は思う。■