自分を振り返る瞬間

 「春はあけぼの」と清少納言枕草子に綴ったのだが、春は出会いの季節や区切りの季節であると日本人の文化に根付いている。慶通にも春が訪れて73期の新入生が新たに仲間入りされる。
 
 慶通は年に2回新入生が入学される。日本の仕来りの理由だけでなく秋よりも春の方が新入生が沢山入学することや入学式が開かれることもあり、春は一層と1つの区切りを感じる。
 
 さて慶通で学ばれている方々にはそれぞれ学ぶ理由や意識があって今大学で学ばれている。
 大学行かずに社会人になったが、キャリアアップや知識を得るために学びたい方。通学ではなくあえて通信を選んだ方。改めて学び直そうと学んでいる方など様々な理由を持たれて入ってきている。色々なバックグラウンドを持った方々と学友になれることほど面白いことはないのではないかと筆者は感じる。
 
 筆者は2年目の慶通に入ったが、去年のことを思うといろいろなことが思い浮かぶ。実は慶通に入るまでに3浪した。3浪目のセンター試験が芳しくなかったことが挙げられるがもう1つ理由があった。バイト先の仲間からの情報で通信制大学の存在を知った。そこで初めて通信制大学の存在を知って、新宿での合同説明会に行き慶通の資料をもらい、願書を書くのに1か月掛けて提出した記憶がある。
 要するにセンター試験の結果が悪かったこととバイト先の仲間からの情報のおかげで今の筆者がいるということになる。
 
 色々な感情が入り乱れる時期であるが、「初心忘るべからず」何事も初心を忘れずに慶通での学生生活を送りたいと思う。