科目履修の前に自分のことを知るべし



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 何回のシリーズで履修や学習に関する話をします。通学とは違い、ある程度自分で学習を進めていかないといけないことで単位習得にハードルに感じる方もいらっしゃいます。筆者もその1人です。そこで科目履修に関して自分の経験を踏まえて整理したいと考えています。4月から慶通に入学した方は勿論、それ以外の方にも参考になるような話ができればなと考えています。
 

  科目履修の前に自分のことを知るべし

  春は履修を決める時期
 通信に限らず大学生に付き物は何の科目を履修すべきかというのはかなり重要なことです。科目の一覧を目を通して、面白そうな科目とか楽そうな科目とか色々なことを考えながら履修科目を決めていく時期でもあります。
 補足ですが、普通の大学の履修登録に当たるものは科目試験の受験登録になります。これはレポート提出期限締切日翌日からおおよそ1週間の間に行います。つまり受験登録前なら学習の途中で科目を変更してもOKなのです。この詳細は塾生ガイドをご覧ください。このブログでもおいおい紹介していく予定です。
 学習していく途中で履修科目を容易に変えられるのは慶通の良いところでもあります。
 勿論ですが、学部や専攻によっては必修科目が定められていますので、自分が所属あるいは進学先に合わせた履修計画を4月中に行うことをお勧めします。履修計画に関する話は後程行いますね。
  楽単かどうかは自分の感じ方にもよるという話
 普通の大学生は「楽単」を求めて走りがちですね。筆者も去年入学した際には慶友会やネットで情報収集していた記憶があります。「楽単」も含めて筆者が履修する中でこの科目はぜひ取るべきというものはあります。それも紹介していく予定ですが、それはまた後で。
 ここでは皆さんにお伝えしたいのは実際履修していく中で思っていたのと違うことや取るべきではないと聞いたことのある科目に関することです。これは自分の経験を含めて紹介していきます。 
 
  自分の性格を把握する
 この部分がこの記事のメインでもあります。真っ先に自分の性格やバックグラウンド、そして学習の目的・目標をもう一度確認していくことを確認することをお勧めします。
 まずは慶通で何を勉強したいのかということを再確認していきましょう。楽単を履修することも単位習得の手助けをするものですが、あくまでも自分の学び、意欲が学習の中心です。確かに単位習得は大切なのですが、「履修まではスムーズにいったけど卒論が進まない」という話も伺います。
 特に慶通では「卒論」の提出が必須になっています。先輩方の話も伺うとやはり厳しい壁でもあるため、取りやすい科目を履修することだけでなく自分の興味がある科目を習得することも大切であるといえるでしょう。
 
 また「楽単」というのは定性的であることを押さえておきましょう。要するに人によって感じ方が違うということです。「楽単」と言われて取ってみたけど、全然楽ではなかったことはよくあることです。もしかしたらその方が学習されていたから楽と感じていたということも往々にしてあることです。
 例えば自然科学分野の「地学」(4単位)を挙げてみます。試験は持ち込み可である上に、ほかの理科系の科目(物理学、化学、生物学)で必修とされる実験スクーリングがないという点から履修すべきと聞く方も多いと思います。
 ただ実際にはレポートは4回分(2000字×4回分)を手書きで提出しなければならない、テキストには載っていないことがレポートに出されるなどハードルがいくつもあってあまりお買い得ではないことを聞きます。
 このように「楽単」だと聞いたけど、大変だったという話も聞きますので自分が学習すべきなのか、あるいは学習したいのかという価値判断も必要だと思います。
 
 自分は何に興味があるのかということや何の科目が得意なのかということを把握することは学習を進めていく中でとても重要ではないかと筆者は感じました。
 例えば歴史のことを挙げてみれば歴史の何について興味があるのかを把握すると学習が進みやすくなるだけでなく、楽しく感じることにも繋がります。戦国時代の戦乱といった特定のことに興味があるかもしれないし、日本史におけるジェンダー論の変遷といった全史のことや思想のことに興味があるかもしれないなど歴史といっても様々な見立てがあるのが大学の学びの醍醐味であるといえるでしょう。
 
  バックグラウンドも生かそう
 バックグラウンドを生かすことも学習を進めていくうえで大事な要素です。
 
 例えば英語が得意なのであれば英語の履修は比較的容易に進みます。筆者は高校時代理系だったので物理学を履修しましたが、学習していたこともあってかなり容易に履修が進みました。
 このように自分のことを把握して適切な科目履修することで学習がスムーズに進みますので、まずは自分のことを把握してから科目選択することをおすすめします。
 
 ちなみに物理学は履修している方が少なくあまり情報がありませんでした。「物理」とつくだけでかなり敷居が高いと思われていたようです。難しい部分や高校の数学を要する部分もあって、全員に勧める科目ではありませんが、高校時代物理履修したことがある方や興味がある方にはお勧めな科目です。

  まとめ

・まずは自分は何が学びたいのかを知ろう!

・楽単は必ずしも楽単ではないこともあるので注意しよう!

・自分の得意な分野を生かそう!

 

 長文になりましたが、参考になればなと思います。■