慶通生として色々な事を発信したいという話

慶應には通信課程があるということ

 慶應義塾大学というと皆さんはどのようなことを思うでしょうか。「頭がいい」とか「慶應ボーイ」とか「育ちがよい」とか様々な事をイメージするでしょう。

 確かにキャンパスを歩くとイメージ通りの学生を目にすることも多いです。勿論大学ですから学生も多いですし、教授や職員の方も目にします。

 

       慶應には通信制があることをご存じでしょうか?

 正式には慶應義塾大学通信教育課程と呼びます。(以下慶通と表記します。)

www.tsushin.keio.ac.jp

 具体的にどのくらいの割合で慶通の存在を知っているかは統計は無いので分かりませんが、あまり知られていないのが現状だと筆者は感じます。

 慶通では文、経済(商学も含む)、法学の3学部開かれています。細かいことはホームページに書かれているので割愛します。

慶通は門戸が幅広いということ

  慶通はどのような人が受験し、在学しているのでしょうか?

 慶通は高卒の資格さえあれば基本誰でも受験できます。受験は書類審査のみで入学試験は存在しません。その代わりに小論文の提出が求められます。

 ・慶通に入学して何を学びたいのか。

 ・入学後学ぶことに関連する本を1冊選び、その本に対する自分の考えをまとめる。

 ・慶通で何をしたいのか。

 この3点を志願票にペン書きしました。(2018年春当時の話ですが)

 つまり、入学時点の学力は問われる代わりに志願者の意志を問われています。このことからも分かるように慶通では入学者の意志を確認している訳です。この点はアメリカの大学に似ていますね。通学生(=受験で慶應に入った学生)

 確かに受験時には学力は問われていないにしても入学したら当然大学の学問を学ぶ訳ですから、学力はあるに越した事はないですし人一倍勉学に励まなくてはいけないことは記しておきます。この事に関してもまた改めて記事にまとめたいと考えています。

 慶通のメリットというよりも通信制大学の魅力の1つですが、学費が安いということも挙げられるでしょう。

 国立でも学費だけで年間60~70万、私立になれば100~200万掛かります。勿論学費だけの話ですので、通学費や下宿費などを含めるともっと掛かります。

 一方で慶通では年間で15~30万で済みます。この安さというのは大きな魅力ではないでしょうか。同じく他大学通信制も安く済むところが殆どです。

 最近では奨学金の問題が話題になっていますが、このように学費が安い上に卒業したら大卒の資格を得られることは特筆すべきことではないでしょうか。もちろん就活に関する話もありますが、通学生と同じく就活して就職した先輩の話も耳にします。

 慶通では卒業後は通学卒と通信卒で区別されず同じ「塾員」として見なされるという点も1つの注目すべき点ではないでしょうか。

通信教育はこれからの時代の教育の主流になるのではないかということ

  さて前章のつづきになりますが、通信教育はこれからの時代の教育の主流になるのではないかという話をします。

 教育にはお金が掛かるという話は既知の通りだと思います。勿論教育は重要であるし、教育は学生本人の為、そして国家の為に投資すべき対象であると筆者は認識しています。

 でも本当に人が費やす「教育費」は投資として理に適っていると言えるのでしょうか。学問を学ぶことに対するリターンを考えれば代償が大きすぎるのでは無いないかと思います。勿論学生生活は勉学だけではなく、サークルでの活動や仲間をつくる場であることを考えるとそれも含めた金額なのかもしれませんが、それでも安くはないと思います。

 大学で学びたくても金銭面や体調面などといった理由で学校に通えない若者や学問を改めて学び直したいと考える社会人が学ぶ場として通信教育の存在がもっと知られれば次第に通信制のシステムで学ぶ人が増えるのではないかと思います。

 様々な人々が個々のニーズに合った学び方ができたり、好きな時に学ぶスタイルができたりなど通学課程には無い様々なメリットがある通信課程。一学生として発信できればなと思います。■